OLKB Planck Keyboard のキーマップを変更したので作業メモです。

 

コチラの記事も参考にしてください。

Gherkin (30 key keyboard) を組み立てました【Firmware編】

 

 

キーマップの変更方法

QMK firmware」というファームウェアを書き換えることでキーマップを変更できます。

公式ドキュメントはこちら
https://docs.qmk.fm

今回はWindowsで作業しました。

ファームウェアを書き込むにはキーボードをPCとつないで専用ツール(ソフト)を使ってファームウェアを書き換えます。

ファームウェアを書き込むツールはいくつかあるようです。
QMK firmware 公式の QMK toolbox を試してみたのですが、自分の環境ではうまくいかず FLIP を使いました。
QMK toolbox が直接だめだったのではなく、実行環境のMSYS2がアンチウィルスソフトと相性が悪く断念しました。


追記 2019.1.22
QMK toolbox でも書き込むことができました。
MSYS2を使ったコンパイルができないだけだったので、キーマップ作成からコンパイルまでを QMK Configurator で行い、ファームウェアの書き込みを QMK toolbox を使うことでキーマップを変更することができました。

Windows の場合は「qmk_toolbox.exe」をダウンロードします。

QMK toolbox の使い方はMac 版と同じなので次の記事の「ファームウェアの書き込み」の項を参照してください。

https://gtips.slackhack.net/keyboard/654#i-2


公式ドキュメントには、Windows で作業するにはコンパイル実行環境(Linuxコマンドが実行できる環境)が必要とあり、Linux のコマンドライン実行ツール MSYS2 の利用を推奨しています。

https://docs.qmk.fm/#/newbs_getting_started?id=windows

MSYS2のインストールドキュメントを見ながらインストールしたのですが、MSYS2の初期設定「$ pacman -Syu」して「$ pacman -Su」を実行している途中で、インストールされるプログラムの一部をアンチウィルスソフトが 誤検知して MSYS2 を破壊してしまい、MSYS2を使うことができませんでした。

アンチウィルスソフトを止めてリトライしても良かったのですが、他に影響があっても嫌だったので別の方法(ツール)を試すことにしました。

 

FLIP

Windowsでの作業をあきらめてMacもしくはLinuxで作業する方法もあったのですが、今回は別のツールの FILP を使うことにしました。


追記 2019.1.22
FLIP でも書きこめましたが、一応 QMK firmware 公式の QMK toolbox を推奨します。


 

FLIP のダウンロード

まず、FLIP をダウンロードします。

https://www.microchip.com/DevelopmentTools/ProductDetails/PartNo/FLIP

このページの「Documents and Software」にある「FLIP 3.4.7.112 for Windows (Java Runtime Environment included)」をクリックしてダウンロードします。※2018.11.30の時点

 

FLIP のインストール

ダウンロードしたファイル「JRE – Flip Installer – 3.4.7.112.exe」をダブルクリックしてインストールします。

「Java Runtime」と「Flip」がインストールされます。

 

ドライバーのインストール

ドライバーをインストールします。

  • Planck Keyboard をPCにつないで裏面にあるスイッチを押して離します。
    ブートローダモードになり、キーボードから「カチカチカチ…」と音がなり、PCでは「新しいデバイスをインストールしています」と表示されます。
  • しばらくするとインストール完了のメッセージが表示されますが、デバイスマネージャで確認するとキーボードに「!」アイコンが表示されているので右クリックして「ドライバーの更新」をクリックします。
  • 「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索」をクリックします。
  • 「参照」をクリックして、「C:\Program Files (x86)\Atmel\Flip 3.4.7\usb」を指定します。
    ( Flip をインストールしたディレクトリ\Flip 3.4.7\usb )
  • 「サブフォルダーも検索する」にチェックを入れ「次へ」を押すとドライバーがインストールされます。
  • デバイスマネージャーで確認すると「Atmel USB Devices > ATmega32U4」が認識されています。

ドラバーをインストールしたら、一旦キーボードを外しておきます。

 

キーマップの編集

QMK firmware 公式ツールの QMK Configurator を使ってキーマップを編集します。

ブラウザで QMK Configurator のページを開きます。
※ブラウザはChrome推奨です。

1.黒いコンソール画面の左上にある「Keyboard:」から該当するキーボードを選択します。
2.その下の「Layout:」から該当するレイアウトを選択します。
3.「Keymap Name:」に任意の名前を半角英数字で入力します。
※エクスポートしたり、コンパイルしたときのファイル名になります。

「Planck rev5 GRID」のページはこちら
https://config.qmk.fm/#/planck/rev5/LAYOUT_ortho_4x12

「Planck rev5 MIT」のページはこちら
https://config.qmk.fm/#/planck/rev5/LAYOUT_planck_1x2uC

あとは、それぞれのレイヤーにキーを割り当てていきます。
〇囲み数字がレイヤーで、それぞれのレイヤーに対応するキーを指定していきます。

まず、レイヤー(0)のキーを配置してきます。
配置方法は、下のキーボードのキーをドラッグしてレイアウトしていきます。

ドラッグして配置したキーは後からでもドラッグして移動したり、キーの右肩にある「×」をクリックして削除することができます。
※操作はスマホのホーム画面のアプリアイコンの配置の編集操作に似ています。

Q , W , E …などのアルファベットキーや Enter キーを配置していきます。

 

レイヤーを切り替えるキー

レイヤーを切り替えるキー、Planck Keyboard のスペースキーの左右にある「Lower」と「Raise」キーを設定します。
※スペースキーの左右にあるキー以外の好きな場所のキーを指定してもOKです。

キー一覧にある「Layer functions」の項にあるキーがレイヤーを切り替えに利用するキーになります。

  • MO : 押している間だけ指定したレイヤー
  • TG : 押して指定したレイヤーに切り替わり、もう一度押すと戻る
  • TO : 押して指定したレイヤーに切り替わる
  • TT : ?
  • DF :  デフォルトレイヤーの変更(電源OFFまで継続)
  • OSL : 次のキーで指定したレイヤーに移動?

使用するのは「MO」キーで良いと思います。
「MO」キーを配置したら、中の入力欄に切り替えるレイヤーの数字を入力します。

キーマップを設定したら「Export Keymap」ボタンを押してバックアップをとります。
バックアップをとったら「Compile」ボタンを押してコンパイルします。

コンパイルには少し時間がかかるので待ちます。

コンパイルが終わると「Download Firmware」ボタンが押せるようになるので、これを押してファームウェア(.hex)ファイルをダウンロードします。

 

ファームウェアの書き込み

FLIPを使ってダウンロードしたファームウェア(.hex)ファイルをキーボードに書き込みます。
Flip を起動します。

Planck Keyboard をPCにつなぎ、Planck の裏側ボタンを押してブートローダ(カチカチ)モードにします。
左上のICチップ?のアイコンをクリックして「ATmega32U4」を選択します。

USBのアイコンをクリックして「USB」を選択します。

「Open」ボタンを押します。

本に矢印が向かっているアイコンをクリックして先ほどダウンロードしたファームウェア(.hex)ファイルを選択します。

以上で書き込む準備が完了です。

最後に「Run」ボタンを押すとキーボードから「ジジジ…」と音が鳴り、ファームウェアの書き込みが開始されます。

書き込みが終わったら(Reset にチェックをいれたまま)「Start Application」ボタンを押します。
Planck Keyboard のカチカチモードが解除され、ファームウェアの書き込み完了です。